ココナッツオイルの保管場所は?開けた後はどれくらいの期間持つの?

ココナッツオイルの上手な保管方法~固体と液体~
●ココナッツオイルってどうやって保管したら良いの?
健康に良いことで日本で大人気のココナッツオイル。
購入したのは良いけど、保存は常温?冷蔵庫?一度開封したらどれくらいの期間持つの?容器を移し替える必要はある?など、色々な悩みの種が尽きないと思います。
そんなココナッツオイルの保存方法に関する疑問を解決していきましょう。
●まずはココナッツオイルの特徴を理解しよう・・・季節によって固体になったり液体になったりするココナッツオイル
ココナッツオイルには2つの状態があります。
それは、「液体」と「固体」。
この2つの違いは何から生まれるかというと、「温度」です。
ココナッツオイルは約24℃が凝固点。温度がこれより下になると、凝固して固体化するのです。
温度が凝固点の24℃よりも高いとき、ココナッツオイルはさらりとした手触りをしており、透明な液体です。
そのまま手にとって肌に塗ると、べたつきもなくすっと馴染んでくれるので、スキンケアに使用できます。
24℃以下の凝固した状態のときは、温度が高めところではバターのような柔らかさになり、それよりも気温が下がるとより硬度を増して白いクリーム状になります。
この固体と液体を繰り返し行き来しても品質に変化はないので、安心して常温で保管してください。
日本のように四季がある国では、夏は液体、冬や春秋の朝などには凝固してしまうところがほとんどです。
このように、夏や冬の季節、朝昼晩などの時間帯によって状態が変わってしまうのがココナッツオイルの特徴です。
●ココナッツオイルを保存する容器はポンプ式容器が使いやすい
ココナッツオイルを保存するには、色々な容器が使われています。
販売時から多くの製品が使用している口が広めの瓶の容器は、固体のままでもスプーンで掬ってコーヒーに入れたり、トーストに塗るのにとても便利です。
しかしながら固体の場合、口の狭い容器だと、必要な分量が中々出てこないので、オイルの取り方が難しいかもしれません(それでこのページを見てくれているのだと思います)。
温度によって状態が変わってしまうココナッツオイルなので、用途によって使いにくいと感じることがあると思います。
もし固体の状態が使いにくい、欲しい分が出てこない、と感じた場合の対策の1つは、湯煎にかけること。湯せんにかければすぐに溶けて、液体になってくれます。
また、容器自体を変えてしまうのも手です。
一旦湯せんにかけ、液体の状態に戻して、小さめのポンプ式の容器などに入れ替えておくのもおすすめです。
この容器をあらかじめ暖かい場所に置いておけば、液体の状態でポンプボトルから必要量を出すだけなので、非常に簡単にオイルを取り出すことが出来ます(この場合、容器は必ず清潔で乾いた状態のものにしてください。シャンプーボトルのようなポンプ式ボトルを浴室などの湿度の高い場所に置く場合、カビの原因になってしまいます)。
●ココナッツオイルは常温で保存!一度開けても2〜3年は持ちます
ちなみに、ココナッツオイルは冷蔵・冷凍などで丁寧に保管する必要はありません。
保存方法は他の油と違いなく、常温で大丈夫です。料理に使うのなら、その他の油と同じ場所に並べておいても大丈夫です。
ココナッツオイルは空気中の酸素と結合して酸化しにくい油なので(抗酸化作用)、長期間の保存が可能なのも、使い勝手の良い理由ですね。
丁寧に作られたココナッツオイルであれば、一度開栓してしまっても少なくとも2~3年は持つでしょう。
なお、わざわざ冷蔵庫に保存する必要はありませんが、暗所に置いておけばより長持ちします。
このように、非常に長い間品質を保ってくれる優秀なオイルなので、賞味期限を気にしてわざわざ冷凍で保管する必要もありません。
あえて冷蔵庫に置いておくのは、用途が限られており、固体のほうが使いやすい、という場合くらいだと思います。
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